エコメッセ20周年 足尾銅山植樹ツアー 報告
天ぷら油のバスで足尾銅山でエコメッセ20周年記念植樹を行いました。
店舗お客様、理事、スタッフ、ボランティアさんらが参加!
地球温暖化は待ったなし!
「山と心に木を植える」を合言葉の森びとプロジェクト の皆さんが18年間続けてきた山に恒例の天ぷら油のバス をチャーターして行きました。
足尾銅山の活動で大量の樹木の伐採。製錬所の亜硫酸塩の煙害で山で森は衰退に。やがて木々を失った山の土壌は岩盤がむき出しに。そんな足尾の山を宮脇昭先生の指導の元、森びとプロジェクトの皆さんが再生に取り組んでいます。
20年目を迎える NPOエコメッセ は、2005年から5回、足尾の山へ植樹をしてきました。そのきっかけは、5周年と10周年に宮脇昭先生を招いたことから始まりました。実際に植樹した足尾の山がどんなになっているか見てみたいと、今回企画しました。
バスの燃料は、当然BDF。エコメッセの拠点で回収している天ぷら油等の廃食油をワーカーズコープの あぐりーん東京 から調達してきたもの。ツアーの添乗員は ここもエコメッセが大事にする資源の循環と顔が見える仲間。天ぷら油のバスを使ったツアーはREBORNのみ。
「まぜぇてまぜぇて」混植密植で、本来のそこの土地にある樹種をタネから苗木を育てる。亡き宮脇先生の思いが感じる森びとプロジェクトさんらの現場でした。
木は根。根は土づくりから。土の中にササラダニやミミズが土壌を分解して、栄養たっぷりの有機物を細菌が無機物にして樹木が吸収、そして太陽光で光合成をして、CO2排出対策にも自然の大きな力となり、また樹木からの有機物の恩恵を私たち人間もいただく。そんな話も森の中を歩きながら聞きました。
宮脇先生は本来1平米に1本の木の植樹をすすめるが、足尾この山は酸性が強いため3本の木を植えている。本来再生するには50年かかるところを宮脇先生は30年で再生できるように考えた方式。
さて足尾の山は、秋色に染まり、赤、黄色に色づいていました。以前より木々が増えているとも感じた一日でした。森の中に入ると見えてくる温もり、風やにおいを感じてくる。
今日の企画を快く受けいれてくださった森びとプロジェクトの皆さんに感謝!ありがとうございます。