8月7日 郡山でのワークショップ


午前は、郡山市ビッグパレット横の富岡町 南応急仮設 富岡側集会所で開催しました。暑い日でしたが、仮設住宅では、それぞれのお宅が緑のカーテンなどコンテナ園芸を施して、少しでも暑さ対策と潤いに役立てたいと工夫していらっしゃるのを見て感心しました。

集会所にはもうすでに皆さんお集まりになっていて、毎回来ている方もあれば今回が初めてという方もありましたが仲良く始めることができました。今回は、『願い星』でしたので、手芸というよりは工作感覚でできる内容で、針を持つよりは気楽に回りの方とのおしゃべりも楽しみながらできたかなと思いました。一人が2個ずつつくりましたが、布の柄によってまったく違った印象のものができ上がるので、お互いが見せ合って、これはモダンねとかあら伝統的な柄で素敵とか、そこでまたお話がにぎやかに始まりました。帰りには、違う柄でまたつくってみたいという方や今日お休みの方に持っていってあげたいという方も多く、別用意のキットをいろいろ選んでいらっしゃいました。

ここの仮設住宅だけでなく、遠くの借り上げ住宅などにお住まいだけれどこのワークショップでみんなに会えるから来るという方もいて、皆さんの良い集う場になっていることもうれしく思いました。今回は、ここのメンバーの中から数人に事前のキット作りのお手伝いをしていただきました。少しずつ力を出し合ってこれからも協力ができたらなと思っています。

午後は郡山市郊外 緑ヶ丘応急仮設の集会所で行われました。暑い中すでにたくさんの方が待っていてくださり楽しみにしていただいていることを感じました。こちらの準備不手際で型紙どおりに布が準備されていないというハプニングがありましたが、皆さんおおらかに対応してくださり、手際よく個性豊かな『金魚』ができ、そのたびに歓声が上がりました。作った金魚を手に記念撮影です。

毎回新しい参加者もいらっしゃいますが、参加者同士が教えあったり、会を追って短時間で作業も出来、毎度私たちも勉強させていただいていることを感じるワークショップでした。

毎回の作ったパーツを組み合わせ、「つるし雛」の完成が待ちどおしく感じるとともに、不自由な仮設住宅からふるさと富岡町に帰る日が1日も早いことを望みつつ帰途につきました。